CHささやか丸では、認知症のご利用者様でも食べやすく、そして食事介助もしやすい調理を心がけています。
認知症の方で「食事をする」ことを忘れかけているケースでは、口に含んだ瞬間に美味しさを感じられるようなメニューを工夫しています。
できるだけ具沢山にして、ひとくちでも沢山の栄養を摂れることも重要です。
味噌汁の工夫
日本の食卓といえば、やっぱり味噌汁は外せない。
現在のご高齢の世代では、嬉しい朝も悲しい夜も、その食事風景には味噌汁があった・・・と言っても過言ではないでしょう。
昔風の塩っ辛い味噌汁は提供できませんが、塩分控えめの工夫をしつつ調理しています。
サツマイモとすり身の味噌汁

このお味噌汁には、サツマイモとすり身を入れることで、ひとくちで甘さや旨味を感じやすくしています。
サツマイモは、特に女性のご利用者さんに人気の食材。
味噌を少なめににしても美味しいです。
豆腐とジャガイモ、豚バラの味噌汁

利用者様に食欲がなさそう、あるいは他の家事支援で時間が足りなーい!
そんな時は具沢山の味噌汁が本当におすすめです。
画像の味噌汁は、木綿豆腐にジャガイモ、ネギやショウガ、豚バラも入っていて、タンパク質も炭水化物もどちらも摂れます。
ネギとショウガで免疫力アップも!
主食の工夫
白米のごはんにパン、うどんやそば、そしてパスタ。
現在は様々な主食がありますが、認知症のご利用者様に提供する食事では、「食べやすく」「ひとくちでも栄養が摂れる」ように、CHささやか丸ではこんな工夫をしています。
バリエーションいろいろ「おじや」

水分補給も期待できる「おじや」は、様々な食材を混ぜ込める万能選手。
画像のように、鮭とワカメのふりかけを混ぜ込めば時短料理としても優秀です。
ワカメは食物繊維が豊富で、お通じのためにおすすめの食材ですが、食べにくいのが難点ですよね。
でもおじやに入れると、細かいし水分も含んでいるので、意外とスルンと喉を通ります。
お粥は味がないからイヤだ・・・
そんなご利用者様には、味付けと具材にもうひと工夫です。
- 天ぷらを細かく刻んで混ぜ、めんつゆで味付けする(天丼風)
- もち米を少し加え、煮豆を混ぜる(北海道の郷土料理、甘納豆入り赤飯風)
- 鶏肉のそぼろに卵も加える(親子丼風)
- 牛肉のひき肉を加える(牛丼風)
訪問時に多めに作り、小分けにして冷凍保存することも可能です。
煮物(副菜)の工夫
当日に食べても良いし、明日になっても味が染みて美味しい。
そんな煮物料理は、数日分の調理をすることもあるヘルパーにとって、とても頼りになる副菜です。
白菜と鶏肉団子のポン酢煮

高齢者向けの食事は、薄い塩味やぼんやりした甘みのメニューに偏りがちです。
その中で一品でも酸味の総菜があると、メリハリがついて食も進みます。
白菜と鶏肉団子のポン酢煮は柔らかい酸味が「甘酢あんかけ風」で、口の中をリフレッシュしてくれます。
白菜は煮ると小さくなるので、多めに使うことがおすすめです。
もちろん、きざみ食にしても美味しいです。
大根と油揚げの煮物

オーソドックスな組み合わせですが、なかなか人気のある大根と油揚げの煮物。
油揚げが入ることでこっくりと味に深みが出て、調味料は薄めでも満足度が上がるのです。
ナスの煮物(甘酢あん)

ナスの煮物にえのきを入れた甘酢あんをかけています。
熱々も良いですが、冷めてからも美味しい。
つるんと飲み込みやすいのもポイントです。
調味料はポン酢と砂糖のみとシンプル。
このとき使用したポン酢のラベルには、15mlあたり1.2gの塩分と書いてありました。
同量の水で割って使うので、利用者様のお口に入るときには・・・うーん、1g以下でしょうか。
塩分制限のあるご利用者様にも、ポン酢を使った味付けは大活躍です。


コメント
コメント一覧 (1件)
こんにちは!
ごはんをいろいろ工夫されてすごいと思います!